はじめに

今日の長引く不況の中で相次ぐ倒産、リストラ・失業、医療・年金など社会保障の貧困さなどから、人々の生活不安が広がっています。

こうした日本社会の現状の中で、クレジット会社・消費者金融を利用し、多額の借金を抱え、その支払いが困難となっている多重債務者は激増し、現在借金に苦しんでいる人は数百万人いると推定されています。


多重債務者のほとんどの人が、借金を返済するために、その場しのぎで新たな借金を作り、長期間にわたって借金を重ねるという行為を繰り返しています。

そのうちに借金は雪だるま式に膨らみ、ますます家族や周囲の人に迷惑をかけることとなります。このような状況に陥った場合は1人で悩んでいても何の解決にもなりません。

家族や友人に相談することも大切ですが、まずは、専門家に相談することをお勧めします。専門家が介入することで、法律に則して借金問題を解決することが可能です。


債務整理や自己破産というと悪いイメージがありますが、これらの制度は借金に苦しむ人々を救うために国によって作られた制度なのです。この制度を利用し、借金の返済のための過剰な労働、日々のストレスから開放され、新しい再スタートをきりましょう。

まずは、債務整理とはどのようなものなのか見ていきましょう。このページでは、なるべくわかりやすい言葉で説明していますが、わからないことや、ご自身のケースについての具体的なご相談がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

 

債務整理の種類


債務整理とは〜借金をかたづけるためには4つの方法があります〜

「債務(借金)を整理する」ことを債務整理といいます。債務整理には自己破産・任意整理・特定調停・民事再生とがあります。

債務整理の最適な方法は、債務の大きさ・債務者の収入・生活状況などにより異なり、方法選択の判断には専門的な知識が必要となるので、専門家へ相談されることをおすすめします。以下にそれぞれの債務整理の特徴について簡単にまとめます。


自己破産:自分の財産(生活するのに必要なものを除く)を失う代わりに、すべての債務が免除されます。債務返済不能または返済困難な場合に行います。

任意整理:専門家が債権者と話し合い、利息制限法に基づいて債務を計算しなおし、少なくなった債務を3年程度で分割返済していく方法です。月々の返済額が減ったことで債務の返済が可能である場合に行います。


特定調停:裁判所が債務者と債権者の間に入って調停手続きを行う方法です。内容的には任意整理とほぼ同じです。

民事再生:住宅ローンを含めた多重債務を抱えている場合に、住宅を手放すことなく債務を返済していく方法です。

住宅ローン以外の債務を大幅にカットして(原則5分の1)返済の負担を軽くし、住宅ローンとその他の債務を分割して返済していく方法です。

取り立てが止まります〜まずはストレスや不安から解放されましょう〜

自己破産を申し立てるまでは、貸金業者が債務者に対して電話で督促をしたり、自宅に訪問して取り立てをすることは違法ではありません。

このようなしつこい取り立てによりストレスや不安を抱えている債務者も多いと思われます。


しかし、司法書士が介入することによりこのような取り立てから解放されます。司法書士が債務整理を受任すると、消費者金融などの各貸金業者に対し、司法書士が債務整理を受任したという通知(受任通知)を送ります。

この時点で貸金業者は債務者へ直接取り立てをすることが出来なくなります。しつこい取り立てや督促がとまり、これだけでも日々の不安・ストレスから解放されることも多いようです。(一部のヤミ金業者・違法業者から督促がある場合もあります。)


受任後は、司法書士が業者と交渉するので、債務者本人が業者と交渉するなどの関わりを持つ必要はありません。

利息制限法について〜払いすぎてませんか?借金を見直しましょう〜

消費者金融やクレジットカードの利息は年25%〜29.2%程度が普通です。しかし、実はこのような高い利率は「利息制限法」に違反しているのです。
「利息制限法」での利息の上限は
元金が
100万円以上・・・・・・・・・・・年15%
10万円以上100万円未満・・・・・年18%
10万円未満・・・・・・・・・・・年20%
と決められています。

例えば・・・
120万円を年29.2%の利率で借り、月々5万円ずつ返した 

→ 利息 67万円
しかし、法律どおりの年利であれば・・・
120万円を年15%の利率で借り、月々5万円ずつ返した 

→ 利息 25万円
利息によって、年間で42万円もの差がでます。

このことを知らない人々は、貸金業者の言いなりになり、高額で違法な利息を支払ってしまっています。


司法書士が債務整理を受任すると、法律どおりの利息で計算しなおし、利息制限法以上の利息、つまり余分に支払った金額を算出します。利息制限法以上の利息で支払った分は、借金の元金を減らすことができます。

この作業により、借金が大幅に減ったり、長期に渡って返済しているケースでは、借金がゼロになることもあります。

さらには、借金を減らせるどころか、払い過ぎでお金が戻ってくる場合もかなりあります。


このように、高い利息で返済を続けていた期間が長ければ長いほど、借金が減ったり、お金を取り戻せる確率が高くなります。